サブリース
弟と妹の名前も決まってうかうかしていたら、最近父リーリーがサブリース物件を所有していることが判明。
シンシンとシャンシャンは悩んだ。サブリースって何?
サブリースとは
サブリースとは、賃貸借方式の一つです。建物を企業等が一括借り上げし、空室の有無に関係なく一定の賃料がオーナーに支払われ、借り上げた企業が入居者に転貸する方式です。
「サブリース」という一括りで言われる事が多いですが、実際は異なる2つの契約が存在しています。
父リーリーが不動産会社と結ぶ契約を「マスターリース契約」といい、不動産会社が入居者と結ぶ契約を「サブリース契約」といいます。
そして、この一連の「一括りサブリース」は、父リーリーと不動産会社との契約、つまり「マスターリース契約」が非常に重要になります。
マスターリース契約で注意すべきこと
土地の有効活用をする地主の方は、自分の所有地に建物を建築し、その建物を不動産業者に賃貸する「マスターリース契約」をする事になります。
このマスターリース契約は長期に渡る事が多く、将来の不動産事業を左右することになりますので注意が必要です。
これからの不動産事業に不安がある方、親がサブリース物件を持っているけど、相続後どうなるのか不安という方は、まずは現在の契約内容がどうなっているのかを確認しましょう。
父リーリーの思惑
父リーリーは、空室の有無に関係なく安定収入が得られることに魅力を感じて契約をしたようです。
シャンシャンが問い詰めたところ、将来自分が死んだときの相続税対策の効果があると聞き、シャンシャンのためにやったのだと言い張っています。
でも注意。
もちろん、サブリース方式はメリットもあります。
相続税対策の効果ももちろんあります。
ただ、やはり契約内容はとても重要です。
1つの考え方として、他の方法による賃貸事業、例えば一般管理した場合はどうなるのか?の比較、そして検討。
これが不動産事業でお金を残すための、1つの入口と考えます。
シャンシャンは契約書をリーリーに見せてもらいました。
だけど、内容がいいのか悪いのかよく分かりません。
そんな時は、専門家に見てもらいましょう。
きっと解決策があるはずです。